昨日、何気なく読んだ雑誌にこんな事が書いてあった。
ここ1年ほどボクシングジムに通っている。
1回の時間は約1時間
かなり汗をかくので、さっとシャワーを浴びて自転車で帰る。
まだ火照っている体のまま自転車を漕ぐと、冷たい風を感じて気持ちいい。
『あ〜幸せ!』
と声に出してしまうくらい多幸感に満ちた時間なのである。
どうして私はジムの帰り道にいつも幸せを感じるのだろう。
仕事がうまくいったわけでもなく、何かいい事があったわけでもないのに、運動後は近所の坂道を自転車で下りながら、子どものようにはしゃいでいたりする。
そういえば、運動後は感覚が鋭くなる。
『今日は湿度が少し高いな』とか『風が冷たいな』などに気づくことが多い。
季節ごとに咲く花の匂いや、風の強さについて感じることが多いのも運動後だ。
パソコンで検索してみると、私と同じことを感じた人たちの記事が山ほど出てきた。
私の感じたものは、マインドフルネスと呼ばれているようだった。
マインドフルネスとは、ざっくり日本語に訳すと『気づくこと』『意識すること』という意味だという。
日々の心配事や不安な気持ち、仕事や他人からの評価など、つい頭に浮かんでしまうことを鎮め、『今』だけに集中できるような精神状態・・・ということなのだそう。
なるほど。
運動すると、その『今』に集中できる状態になりやすいって訳ね。
で、その状態になると幸せを感じやすい、と?
どうやら、ものすごく大まかにはそういうことらしい。
そんな世紀の大発見、何で誰も教えてくれへんかったん?
と思いつつ、騙されたような気持ちで運動を続けている。
ジムに行く。
やればやるほど、幸せを感じる糸口が見つかるので面白い。
30代後半になり、誰かに幸せにしてもらうのを当てにするのはやめたい、と思っていたところだった。
他人に癒して貰おうと期待していると、相手次第でさらに状況が悪くなることもある。
苦しい時こそ、自力で幸せになるのが一番確実なのだ。
すごい納得できました。
自分はトレーニングではないですが、仕事(ジム)が終わり外に出ると五感が鋭くなっているように感じます。
仕事後、そして朝のジョギングをした後も
風が冷たくなったな、雨が降りそうだな、と敏感になっている気がしますが、上記の記事を読んで間違いないと思いました。
運動の力は素晴らしい。