脂肪というのは人間の体の中で最も効率的にエネルギーを摂取できる組織です。
この場合のエネルギーというのは「熱量」のことです。
おやつのパックの裏側を見ると「カロリー」ッて書いてある場合もあれば「熱量」って書いてある場合もありますね。
車はどうやって動かすか?
それはガソリンを燃やしてそれによって生まれた熱エネルギーで動かしています。
電気自動車なら電気ですね。
人間などの動物は「食物」からこのエネルギーを得ます。
そしてエネルギーが得られなくなっても大丈夫なように、余った分はすぐにエネルギーに変換できる形にして蓄えておきます。
この「エネルギーの非常食」が脂肪というわけです。
ちなみに脂肪は1gあたり9kcal。
これは100mlの水の温度を90℃上昇させるのと同じエネルギーなんですね。
次回は寒さと体温の関係をお話ししたいと思います。