先日、会員さんからオススメの本を教えていただき読ませていただきました。
そこにはうつ病のことが書いてありました。
今は、うつ病患者が100万人を超える時代です。
軽うつ、前うつ、隠れうつなどと呼ばれるうつ病予備軍がその数倍はいると推測されています。
そしてコロナのせいで、うつ病になるという人が増えているということ。
うつ病の予防法を一言でいえば『規則正しい生活』です。
睡眠不足、乱れた食生活、運動不足、全て規則正しい生活からの逸脱です。
病気の予防法はいくつかありますが、特にその効果が高いものは、『睡眠』『食事』『運動』です。
①睡眠
『毎日7時間、ぐっすり寝ていますが、うつ病です』
そんなことを言う患者さんはいないということ。
うつ病の患者さんのほとんどは『ぐっすり眠れない』『寝つきが悪い』といった睡眠障害を訴えます。
過度なストレスがかかった時でも、十分な睡眠をとっていればストレスを軽減、解消できます。
逆に、睡眠がとれないと、ストレスを解消できず、ストレスや身体的な疲労を蓄積します。
最低でも6時間の睡眠時間を確保しましょう。
②食事
食事でうつ病を予防する、食事でうつ病を改善できるという研究結果も出てきています。
メンタル疾患の予防の観点からいうと3食をバランスよく食べることが重要です。
うつ病群において、朝食を毎日食べる人と食べることがまれである人の0.65倍と少なく、反対に間食や夜食をほぼ毎日食べる人はまれにしか食べない人に比べ1.43倍も多かったということ。
また噛むことはとても大切です。
10〜15分の咀嚼でセロトニンを活性化させます。
うつ病とはセロトニンが低下する病気ですから、咀嚼によってセロトニンを活性化させることは意味があります。
③運動
うつ病の治療として、運動療法が注目されています。
週に150分以上の有酸素運動で、薬物療法と同程度かそれ以上の効果があると言います。
うつ病になる前から、運動していれば当然予防効果があります。
オーストリアの研究によると、運動習慣がまったくない人は、週に1〜2時間の運動をしている人に比べ、うつ病発症のリスクが44%増加していました。
運動をしない人は、定期的に運動をしている人に比べて、1年後のうつ病の発症率が1.8倍だとする報告もあるということ。
うつ病だけでなく、どんな病気にも睡眠、食事、運動は大切です。
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