本当に冬の方が夏より痩せやすいのか!?

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12月に入り、冬が本格化してきて、寒くなってきましたね。

 

寒い時期になると毎年必ず話題に出て来るダイエットネタがあります。

 

それが、

『夏より冬の方が痩せやすい』

という話です。

あなたはこの話を聞いたことはありませんか?

最近、色々な方から『冬の方が痩せやすいって聞いたけど、私は夏に痩せるんだけど。。。』

と言われました。

 

結論から言うと、この話は正しい部分がありますが、現代では正しくない部分が多いと考えられます。

今回は、『冬の方が痩せやすいって本当ですか?』という質問にお答えしたいと思います!

 

【夏よりも冬のほうが痩せやすい】という話の根拠は、夏よりも冬の方が気温が下がるので、体温調節をする際に熱が発生して、基礎代謝量が上がるということだそうです。

人間はホメオスタシス(恒常性維持機能)というものがあり、今の状態を一定に保とうとします。

寒いときに身体を震わせるのも体温を一定に保とうとするホメオスタシスが働いているからなんです。

こういう話を聞くと最もらしい根拠だなと感じますよね?

実際にどうなのかを調べたところ、過去の文献に夏より冬のほうが基礎代謝が上がるというものを発見しました。

基礎代謝の観点から見れば、確かにエネルギーは冬の方が消費されます。

 

ただ、外気にさらされることが少なく、空調環境が整っている現代で気温が下がることによって、体温調節する場面がどれくらいあるのか疑問が残ります。

文献では、10%弱の差だったのですが、通勤などの移動のときにだけ外気に触れている場合は、もっと差は少ないことが予測されます。

とはいえ、基礎代謝だけを考えれば、たしかに夏よりも冬のほうが痩せやすい!

ここまでは、基礎代謝という観点から見た時の話をご紹介しました。

『夏より冬の方が痩せやすいのか?』という話は、こんなに単純ではありません。

なぜなら、人間の消費エネルギーは基礎代謝だけでは決まらないからです。

消費エネルギーの内訳はこの様になっています。

基礎代謝60%

活動代謝30%

食事誘導性体熱産生10%

基礎代謝が大部分を締めますが、活動代謝量(日常生活での体を動かすことで消費されるエネルギー量のこと)が30%あります。

先ほどお話したように基礎代謝量は冬のほうが夏より多少上がると思いますが、活動代謝量(日常生活での体を動かすことで消費されるエネルギー量のこと)は、寒さから落ちる傾向にあります。

いわゆる寒いから動きたくない。。。という状態ですね。

 

こうなると、基礎代謝の10%弱の差は簡単になかったことになりそうです。

また、夏よりも冬の方が食欲が増し、沢山食べるという人が多い傾向にあることや忘年会や新年会などの外食をする機会も増えるので、エネルギーの消費量は減少傾向に、摂取量は増加傾向にあるのが、現代の冬の現状です。

 

こう考えると実は、いつが痩せやすいとかはあまりないと考えています。

それよりも大切にしたいのは、あなたの『痩せたい!』と思ったときが痩せ時だってことです。

時期的な要素よりもあなたのやる気がダイエットには1番大切です!

結論から言うと、活動代謝を上げるために運動すれば冬の方が痩せるということになります。

食べ過ぎに注意する必要がありますが。

年末年始は自然に食べてしまいますので、その前にしっかり運動しておきましょう。

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